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― リーダー育成を「設計」で捉え直す

――『リーダーを育てる会社・つぶす会社』が示す、組織成長の分岐点
「優秀な人材はいるのに、組織としての力が伸びない」
「次の役割に上がった途端、成果が出なくなる人が増える」
経営や組織開発に関わっていると、こうした違和感に直面する場面は少なくありません。
個人の能力や努力の問題に見えるこれらの課題は、実は人材育成の“設計”そのものに起因しているケースが多くあります。
本書『リーダーを育てる会社・つぶす会社』は、そうした構造的な課題に対して、極めて明確なフレームワークを提示する一冊です。
本書の核心にある問いは、非常にシンプルです。あなたの会社では、
「役割が変わったときに、何を変えるべきか」が明確になっているか?
多くの組織では、昇進や配置転換に伴い
という状態が起きがちです。
その結果、「優秀なプレイヤーが、成果を出せないマネジャーになる」という現象が繰り返されます。
本書が提示する中心概念が、リーダーシップ・パイプラインです。
これは、リーダーを「資質」や「センス」ではなく、役割ごとの“移行プロセス”として捉えるフレームワークです。
本書は、個人の内省と組織としての育成設計をつなぐための、共通言語・共通フレームとして非常に有効です。