8月2日(水) 明日への一歩

明日への一歩

日記やブログのように、日々の生活を振り返り、出来事や感じたことを記録する作業は、一定の労力を要します。それゆえ、様々なメリットもあり習慣化したいと思っても、なかなか継続できない人が多いのではないでしょうか。

愛知大学キャリア支援センターは手帳の製造販売を手がける企業と産学協同で、「出来事」「気づき」「次への行動」の3つの項目を書き込み、自分を磨く「3STEP日記」という手帳を開発しました。

日記などを継続させるためのコツは、毎日、無理のない範囲で行なうことです。そして、一日を振り返るだけでなく、それによる「気づき」や「次への行動」を考えて書き込むことで、明日の目標を定めることも重要です。

ただ何となく過ごす一日と、明確な目標を定めて過ごす一日とでは、得られる充実感に差が生じるということは、多くの人が経験しているでしょう。

身近に起こったことや、その時に感じたことを記しつつ、それに基づいて次の行動に意識を向けることで、なりたい自分に一歩ずつ近づきましょう。

今日の心がけ◆少しずつ繰り返しましょう

                    (出典:職場の教養 2023年8月号)



◼️会社を辞めない起業家に向けて

『明日への一歩』のエピソードは、起業家としての視点からも大変共感する部分が多いです。自己啓発のための「3STEP日記」の考え方は、起業の道においても非常に有用です。

起業とは、見えない未来に対して挑戦し、創造し、成長と成果創出へと導くプロセスであり、その過程は日々の積み重ねと「気づき」、「行動」によって形成されます。「出来事」を分析し、「気づき」を得ることで、「次への行動」を具体的に決定する。これはまさに起業家が必要とするスキルの一つです。

そして、明確な目標を定めて過ごす1日というのは、ビジネスパーソンにとって特に重要です。それは、あなたが創業する会社のビジョンやミッション、そしてその達成に向けた戦略を具現化し、進行することを意味します。

さあ、あなたの夢やビジョンに向けて、一歩一歩進みましょう。未来は自分で創るものです。日々のちょっとした「気づき」から「行動」へとつなげて、大きな目標に向けて進みましょう。毎日、無理のない範囲で挑戦し続ければ、あなたの理想の未来は必ず実現します。今日の一歩が、明日への大きな飛躍につながるのです。あなたの起業の成功を心から祈っています。



◼️今日のおすすめの一冊

今日おすすめしたい書籍は、クリス・ギレボーの『1万円起業』です。

この書籍では、1万円から始めるさまざまな起業の事例が紹介されています。それらは多くの場合、副業から始まり、徐々に大きくなっていったビジネスです。資金やリソースが限られている中で、どのようにビジネスを立ち上げ、成長させていったかというストーリーや、実践的なアドバイスが満載されています。

これは、会社を辞めずに起業をしようと考えている人にとって、具体的なステップやアイデアを得るための貴重なリソースとなります。そして何より、大企業に勤めていると独自のビジネスをスタートするのは難しいと感じるかもしれませんが、この本を読むことで、小さな一歩から始めることの可能性を実感できるでしょう。

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