10月14日(土) フェアトレード

フェアトレード

近年、貿易や労働の透明化が進み、フェアトレードが叫ばれています。その教育啓発活動を展開するフェアトレードジャパンは次のように定義しています。

「フェアトレードとは直訳すると『公平・公正な貿易』。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す『貿易にしくみ』をいいます」

例えば、チョコレートの原料となるカカオやコーヒーの原料となるコーヒー豆、衣類の材料となる綿などは、原材料の生産地が開発途上国の場合が多く、強制労働、児童労働、安全や衛生が不十分な労働環境などが問題になっています。

2013年には、バングラデシュで複数の縫製工場が入った老朽化したビルが崩壊し、3600人以上の死傷者が出る大事故が起きています。

そうした問題をクリアしたフェアトレード商品は、割高になりがちですが、公正に取引された商品に相応しい金額を支払うべきではないでしょうか。

適正な価格を見極め、より良い社会に貢献する消費活動をしたいものです。

今日の心がけ◆より良い消費を心がけましょう 

                   (出典:職場の教養 2023年10月号)


◼️会社を辞めない起業家に向けて

フェアトレードについてのエピソードを読み、私自身も起業家の一人として、ビジネスの舞台裏には様々な人々の生活や努力、時には苦悩や悲劇が絡み合っていることを改めて実感しています。

近年、多くの人々が「透明性」や「公正」を求める声をあげる中、フェアトレードが注目されるのは自然な流れと言えます。エピソードにもあったように、開発途上国での強制労働や児童労働、労働環境の問題は、私たちの消費行動と密接に関連しています。そして、バングラデシュの縫製工場事故のような悲劇は、まさにそれらの問題が極端に表れた結果とも言えます。

多くのビジネスパーソンが会社での仕事に追われる中で、一つ一つの商品やサービスの背後にあるストーリーや背景を深く知ることは難しいかもしれません。しかし、起業家としての視点で言えば、そこに新しいビジネスの可能性が潜んでいると感じます。

フェアトレード商品は、現状では一般的な商品よりも割高と感じられるかもしれません。しかし、それは公正な取引を通じて、多くの人々の生活を向上させるための「価値」を持った商品だと考えることができます。私たちの消費行動が、直接的に誰かの生活を向上させることができるとしたら、それは素晴らしいことではないでしょうか。

起業を考えるビジネスパーソンにとって、フェアトレードの取り組みは新しい市場や価値の創出のチャンスであります。そして、会社を辞めることなく、そのような価値を持ったビジネスモデルを考え、行動に移していくことが、今の時代に求められるのかもしれません。

最後に、会社を辞めずに起業を検討しているあなたへ。新しい価値を生み出すビジネスのチャンスは、身の回りに数多く存在します。目の前の小さな一歩を踏み出す勇気を持ち、より良い社会への貢献を目指して、行動を起こしましょう。

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