3月16日(土) 自信を持つ

自信を持つ

小学生のA君は、音程を上手くとれないことから、歌うことに対して苦手意識を持っていました。

昨年の秋、合唱コンクールの練習中のことです。Aく君は〈あまり目立たないようにしよう〉と決め、声を最小限にして歌っていました。ところが、先生から「A君は良い声だから、ソロパートを歌ってほしい」と言われたのです。

A君は〈なんで自分が選ばれてしまったのか〉と嫌々ながらも翌日から練習に参加しました。しかし、緊張のあまり音を外してばかりでした。

A君は、上手く歌えずに落ち込んでいましたが、先生から「A君、周りは気にせず自信を持って歌ってごらん。先生と一緒に練習しよう」とエールを送られました。先生は一層、親身になって指導してくれたのです。

A君は〈先生の言葉を信じよう〉と決心し、一生懸命に練習を重ねました。本番では、自信を持って堂々と歌うことができました。

人からのエールを自分を信じる力に変えたいものです。

今日の心がけ◆エールを力に変えましょう
                   (出典:職場の教養 2024年3月号)


起業を目指すあなたに向けて

エピソードから受けた印象として、自信の持ち方とそれを支える周囲からのサポートの重要性が際立っています。この物語は、不得意なことから逃げず、困難に立ち向かう勇気と、それを後押しする環境の大切さを教えてくれます。アドラー心理学の観点を踏まえて、このエピソードを通じて得た学びを以下に共有します。

1. 自己受容の大切さ
アドラー心理学では、自己受容が非常に重要な概念として扱われます。自己受容とは、自分の現在の姿をありのままに受け入れ、自分自身を肯定的に捉えることを意味します。A君が初めてソロパートを任された時、

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