3月17日(日) 棚から牡丹餅

棚から牡丹餅

春の彼岸に墓参をし、先祖供養を行なう風習は、日本独自のものだといわれています。その際の供え物には牡丹餅があります。

かつて、砂糖が貴重な時代には、塩で餡を味付けしていました。江戸時代になると、甘味料としての砂糖が手に入るようになり、甘い牡丹餅となりました。

そんな牡丹餅が棚から落ちてきたら何と幸運なことでしょう。「思いがけない幸運がめぐってくる」という意味の「棚から牡丹餅」ということわざです。

一方で「棚の牡丹餅も取らねば食えぬ」ということわざは、「自ら動かなければ幸運はつかめない」という意味があります。

仕事をする際、〈うまい仕事が向こうから転がってこないかな〉と思うこともあるでしょう。しかし、牡丹餅の例えでいえば、棚の上に届くよう踏み台を用意する、周囲の人々の協力を仰ぐなど、自らが考えて行動に移すことが大切です。

物事に取り組む際、創意工夫が必要です。ただ待つ受け身の姿勢ではなく、自らが幸運を手に入れるための努力をしていきたいものです。

今日の心がけ◆自ら考え行動しましょう
                   (出典:職場の教養 2024年3月号)



◼️起業を目指すあなたに向けて

エピソードから受けた印象として、自信の持ち方とそれを支える周囲からのサポートの重要性が際立っています。この物語は、不得意なことから逃げず、困難に立ち向かう勇気と、それを後押しする環境の大切さを教えてくれます。アドラー心理学の観点を踏まえて、このエピソードを通じて得た学びを以下に共有します。

1. 自己受容の大切さ
アドラー心理学では、自己受容が非常に重要な概念として扱われます。自己受容とは、自分の現在の姿をありのままに受け入れ、自分自身を肯定的に捉えることを意味します。A君が初めてソロパートを任された時、

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