5月6日(土) 心も体も朗らかに
心も体も朗らかに
5月の大型連休は、暖かくなってきたということもあり、屋外に出て心身共にリフレッシュする人も多いでしょう。
一方、4月に入社した新入社員や異動などにより環境が変化した人は、緊張からくる疲労のせいか、この時期に体調を崩したり、気分が落ち込んでしまったりすることがあるようです。
心と体は密接に繋がっており、体調は心の状態が表面化していることが多くあります。生活の変化に心が追い付かず、不安や心配事が大きくなってくると、体の調子まで崩れてしまいかねません。
そうした時は、心を明朗に保つよう工夫することが大切になります。例えば、自分から明るく挨拶をしてみる、人にしてもらった親切を数えるなど、様々な手段があるでしょう。
初夏を朗らかに迎えるためにも、心の調子を整え、心身共に健やかに過ごしていきましょう。
今日の心がけ◆心を明るく保ちましょう
(出典:職場の教養 2023年5月号)
■経営者からの感想
私たちビジネスリーダーにとって「ウェルビーイング」や「身心一如」の考え方を取り入れることは、組織の持続可能な成功に欠かせない要素です。
心と体の健康は密接に関係しており、生活の変化や緊張からくる疲労が、体調の悪化や気分の低下につながることもあります。
米国の企業では、ウェルビーイングプログラムの導入が成果を上げています。これは、従業員の心身の健康を向上させることを目的としており、調査によると、ウェルビーイングプログラムに投資する企業は、1ドル投資するごとに3.27ドルの労働生産性向上というリターンが得られるとされています。
心と体の健康を重視することは、ビジネスリーダーにとって非常に重要です。
読者の皆さんも、ウェルビーイングや身心一如の考え方を取り入れて、自分自身やチームメンバーの心身のバランスを整える努力をしましょう。
今日のエピソードを踏まえたおすすめの書籍をご紹介します。
サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート
著者は、元Googleエンジニアであり現在はリーダーシップ開発の専門家であるチャド・メン・タンです。
本書では、「ウェルビーイング」と「身心一如」の概念に深く根ざした、マインドフルネスや自己認識を用いたリーダーシップ開発プログラムについて詳しく解説されています。
Googleで実践されている「Search Inside Yourself」というプログラムは、ビジネスリーダーにとって非常に価値のある情報が盛り込まれており、心身の健康を向上させ、組織の生産性やイノベーションを促進する方法を学ぶことができます。
この本を読むことで、自分自身や組織のウェルビーイングを向上させるための具体的なツールやアプローチを理解し、実践することができるでしょう。