4月21日(日) 自愛

自愛

手紙やメールの末筆に、相手の健康を気遣って「ご自愛ください」と書き添える人も多いのではないでしょうか。

この「自愛」には、自分の言行を慎む、自重する、という意味もあるのです。

『老子』の第712章には、「自愛不自貴」という一節があり、「自らは愛しても、自らを貴(たっと)ばす」と書き下すことができます。

「自らは愛しても」は、自分の内的な感覚の基準は自分にあり、気分の浮き沈みを含め、自分が得た感覚は大切なものだ、というような意味です。

それに対して「自らを貴ばす」は自分の感覚だけでは客観性を欠くので、感覚を絶対視してはいけない、との意味であると考えられます。

私たちも仕事に慣れてくると、勘や感覚に頼りがちになっている場合があります。自分の直感に対して他者の意見を聞いたり、感覚を数値化して比較検討したりすることなども必要でしょう。

そうした姿勢が、自らを大切にする「自愛」につながるのかもしれません。

今日の心がけ◆正しく自分を尊びましょう
                                     (出典:職場の教養 2024年4月号)

◼️起業を目指すあなたに向けて

自愛の概念は、ビジネスの世界においても非常に重要です。これは、自己管理や心理的な健康を維持するために必要な姿勢であり、個人の成長や組織全体の環境向上に寄与するものです。以下に、このエピソードを通じて私が感じたことをお伝えいたします。

自愛とは自己制御を伴う愛情
「ご自愛ください」という言葉には、単なる健康への願い以上の意味が含まれています。それは自己制御と自己尊重の両立を

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