3月8日(金) サンクスカード

サンクスカード

大阪府で地域情報誌の制作などを行なうN社では、一緒に働く仲間同士で、感謝の気持ちを伝え合う取り組みをしています。

同社では、社内の共有スペースに、全社員の名前が書かれた個別のカードホルダーが壁に設置されています。仕事中に助けられた時や教えてもらった際に、その相手に向けた感謝を「サンクスカード」に記入してホルダーに入れるのです。

サンクスカードは、もらう側の喜びにつながるのはもちろんのこと、渡す側も感謝を文字にすることで、思いがより深まり、仲間意識が高まるといいます。

またN社では、月間で最も多くカードを書いた人を表彰しています。なぜなら、人の厚意に気づかなければ、サンクスカードを書くことはできないからです。

人は、1人で働くことはできません。当たり前のように思える日常も、多くの仲間の助けや協力で成り立っており、感謝の対象は多くあります。人の思いやりに気づくことのできる「感謝力」を養うとともに、「ありがたい」と思う心を、言葉や行動で示したいものです。

今日の心がけ◆感謝を形に表わしましょう 
                   (出典:職場の教養 2024年3月号)



◼️起業を目指すあなたに向けて

現代のビジネスシーンにおいて、組織内のコミュニケーションは極めて重要な要素であり、その質と量が直接的にチームのパフォーマンスや社員の満足度に影響を及ぼします。特に「感謝」の文化を根付かせることは、ポジティブな職場環境を構築し、社員のモチベーション向上に直結すると言えます。本日は、大阪府で地域情報誌の制作を行うN社における「サンクスカード」の取り組みを例に、このような文化が企業にもたらすメリットと、現代の働き方への適応、継続的な文化の育成について考えてみたいと思います。

感謝を形にする意義
「サンクスカード」の取り組みは、社内での協力や支援に対する感謝の気持ちを可視化し、表現する素晴らしい方法です。このシステムでは、仕事中に助けられたり、何かを教えてもらったりした際に、その感謝の気持ちをカードに記入し、相手のカードホルダーに入れることで、直接的な感謝のメッセージを伝えます。この取り組みの大きなメリットは、受け取る側だけでなく、感謝のメッセージを書くことにより、送る側の感情も深まり、結果としてチーム全体の結束力が強まる点にあります。仲間への感謝を定期的に表現することで、互いに対する理解と尊敬が深まり、より強固なチームワークを築くことが可能になります。

変化する働き方への適応
しかしながら、現代の働き方は多様化しており、リモートワークやハイブリッド勤務が一般的になっています。このような環境では、物理的なカードを使った感謝の表現には限界があります。例えば、異なる拠点にいる社員同士や、在宅勤務をしている社員は、物理的なカードを受け取る機会が少ないため、この文化から取り残されがちです。この問題に対処するため、

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