8月19日(土) まごころの言葉

まごころの言葉

人とコミュニケーションを取る時に、私たちは多くの言葉を使います。

例えば、自分を指す「私」「僕」といった一人称や、相手に呼びかける「あなた」「きみ」などの二人称も、話しかける相手によって変わってきます。

また、時代や世代によって形や意味が変化していくのも、言葉の特徴です。年の離れた人と会話をすることで、その違いを感じ取ることができるでしょう。初めて知る言葉や思わぬ形に変化した言葉と出合うこともあるかもしれません。

このように場面や話す相手によって使い方が変化する言葉ですが、「心を込める」ことがまず重要です。たとえていねいな言葉遣いであっても、心が伴っていなければ、誠意は伝わりにくいものです。

感謝の言葉や謝罪など、素直な想いを伝えたい時はもちろん、挨拶や返事といった日常で頻繁に使う言葉ほど、まごころを込めたいものです。

まずは家族など身近な人に対して、心の込もった言葉遣いを始めてみてはいかがでしょうか。

今日の心がけ◆言葉に心を込めましょう
(出典:職場の教養 2023年8月号)



◼️会社を辞めない起業家に向けて

「まごころ」とは、文字通り「真心」や「心からの気持ち」を意味します。
真心は、商売の世界でも大変重要な要素であり、商品やサービスを提供するお客様、そしてチームや取引先等ステークホルダーとの関係性構築の基盤となります。言葉にはその人の心が詰まっており、それが相手にどのように伝わるかが、その人の信頼を勝ち取るかどうかを大きく左右します。

あなたが会社を辞めずに起業を考えている理由やビジョンには、きっと深いまごころがあるはずです。それを伝える時、どんなに洗練されたプレゼンテーションをしても、まごころが伴っていなければ、相手の心に届かない可能性があります。

逆に、言葉選びが不慣れでも、真心を伝えることができれば、その情熱や信念を感じ取ってもらえることもあります。

会社員としての立場から起業家としての新たな一歩を踏み出す際、新しい技術や斬新なアイディアももちろん大事ですが、まごころを持って挑むことです。そして、そのまごころを言葉で表現し、人々に伝えること。

あなたのまごころが詰まったビジョンや想いを、恐れずに大胆に伝えていきましょう。そして、そのまごころを基に、新しい世界を築き上げていきましょう。



◼️今日のおすすめの一冊

『WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う』 作者:サイモン・シネック

Simon Sinekは、なぜ一部の人々や組織が他の人々や組織よりも非常に影響力があり、革新的であるのか、という疑問からスタートしてこの本を執筆しました。彼は「WHY」、「HOW」、「WHAT」という3つのコンセプトを提唱し、成功する組織やリーダーは「なぜ」彼らが何をしているのか、その根本的な理由や目的を明確にしていると説明しています。

真心や「まごころ」を持って行動するとは、実際には自分の「なぜ」を理解し、それを行動や言葉に反映させることと非常に近いです。この本は、その「なぜ」を見つける手助けをしてくれます。

ビジネスにおいて、自分のビジョンや信念、そして真心を持って行動することの価値を実感することができる一冊です。

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