6月5日(月) 世界環境デー

世界環境デー

国際連合は、日本とアフリカのセネガルの共同提案を受けて、6月5日を「世界環境デー」に定めています。

これは1972年6月5日から開催された「国連人間環境会議」を記念しています。その後、日本では6月を「環境月間」と定めました。

人類の発展と共に、地球の環境はバランスを失い、気候変動などにより生態系が乱れ、様々な生物が地球上から姿を消しつつあります。

国際自然保護連合の2021年の発表によると、4万種類以上の生物が絶滅危惧種とされ、20年あまりの間に四倍近く増加したことになります。昨今は有史以来最速のスピードで絶滅が進行しているのです。

多くの生物の中で、人間だけが、自らの意思で地球環境を良くも悪くも変えることのできる存在です。

そうした自覚を持って、ゴミの削減、電気や水といった資源の節減など、環境保全のためにできることから始めましょう。

今日の心がけ◆環境保全に努めましょう

                                                                                (出典:職場の教養 2023年6月号)

■経営者からの感想

「世界環境デー」についての情報を読み、私たちビジネスリーダーの役割について改めて深く考えさせられました。生物種の絶滅がこのように急速に進行している現状を目の当たりにすると、企業としても個人としても行動を起こすべき時が来ていると感じます。

私たちは、自社の業績や利益を追求するだけでなく、持続可能な社会のために何ができるかを問われています。それはゴミの削減や資源の節約だけでなく、製品やサービスの設計、製造、流通、廃棄に至るまでの全過程における環境負荷の低減にまで及びます。

人間という存在は、自らの意志で地球環境を良くも悪くも変えることができます。このことはビジネスの世界でも同様で、私たちが行う一つ一つの選択と行動が、未来の環境を作る基盤となります。

私たちはこの事実を認識し、企業活動を通じて社会へ価値を提供するとともに、環境への配慮を深めていく必要があります。そして、そうした取り組みを通じて、社会全体が環境問題に対する意識を高め、持続可能な行動を促進する動力になることを目指す必要があります。

では、具体的に何ができるのでしょうか。エコフレンドリーな製品やサービスの開発、サプライチェーンの緑化、電力の省エネや再生可能エネルギーへのシフト、従業員や顧客に対する環境教育など、私たちには多くの可能性が開かれています。

さて、これらのことを知った今、あなたはどのような行動を起こしますか。すでにいくつかのエコアクションを始めているかもしれませんし、まだ何も始めていないかもしれません。しかし、どこから始めるにせよ、一歩を踏み出すことが何よりも重要です。地球環境の保護は、単なる言葉以上の価値があり、それは我々が次世代に引き渡すべき遺産です。そのためには、今日からでも遅くはありません。

あなたがビジネスリーダーであれ、従業員であれ、消費者であれ、自分自身が行う一つ一つの小さな行動が、地球全体に大きな影響を与えます。そして、その一歩が、我々人類が直面する環境問題への対策を始めるきっかけとなることでしょう。

「世界環境デー」を機に、私たちは自分たちの日常生活やビジネスプラクティスを見直し、より持続可能な選択をすることを考えましょう。そして、それが地球環境の改善、そして我々自身の生活の改善につながることを信じて。

今日のエピソードを踏まえたおすすめの書籍をご紹介します。

“BEYOND-23歳でグローバル企業のSDGs責任者に就任したZ世代リーダーが伝えたいこと”
– 小杉山 浩太朗

この本は、若きビジネスリーダー、小杉山浩太朗氏が自身の経験と視点からSDGs(持続可能な開発目標)について語った一冊です。23歳でグローバル企業のSDGs責任者に就任した彼が、世界を変えるためにはどうすべきか、その理念と行動を具体的に紹介しています。

小杉山氏は、SDGsを通じて世界と経済の問題に対峙し、それをビジネスの機会に変える方法を提案しています。彼のアプローチはZ世代の特性を反映しており、現代のビジネスリーダーに新たな視点を提供しています。

本書は、若い世代が主導する未来の社会を形成する上での重要な視点を提供します。社会の課題を直視し、それをビジネスチャンスに変えるための戦略と具体的なアクションについて考えるための一冊と言えるでしょう。また、新世代のビジネスリーダーがどのように世界を変えていこうとしているのかを理解するのに非常に役立ちます。

SDGsを達成するための戦略やアクションを学び、自身のビジネスや生活に取り入れるための一歩として、この本は強くお勧めします。