4月1日(月) 全員一緒に

全員一緒に

青山学院大学陸上競技部監督の原晋氏は、チームとしての一体感を高めるための取り組みの1つに、寮や合宿先での食事の際、選手全員と一緒に「いただきます」と挨拶することを挙げています。

これにより、選手たちに規則正しく食事を取る習慣がつくだけでなく、食事の時間に選手たちの雰囲気を見ることで変化に気づけると原氏は述べています。

陸上の世界に限らず私たちの職場においても、業務上の様々な課題や難局を乗り越えるためには、皆が一丸となって業務に取り組む必要があります。

本誌『職場の教養』を使用した活力朝礼は、職場での一体感を高めることを狙いとして、姿勢や所作を揃える挨拶の練習を推奨しています。

また、1日1話、本誌を皆で読み、感想を発表し合うことによって、価値観の違いや同僚の意外な一面を知ることもあり、親近感がわくこともあるでしょう。

会社で皆が食事をすることは難しくても、それぞれの職場で創意工夫して、一体感を高めて業務に励みたいものです。

今日の心がけ◆チームワークを高めましょう                   
                                   (出典:職場の教養 2024年4月号)



◼️起業を目指すあなたに向けて

1. チームワークを育む「いただきます」の力
青山学院大学陸上競技部監督の原晋氏が、選手全員と一緒に「いただきます」と挨拶することを通して、チームの一体感を高めているというエピソードは、示唆に富んでいます。食事という日常的な行為にこそ、チームワークを育む重要な要素が潜んでいると言えるでしょう。

1.1 一体感を生み出す共時性

「いただきます」という挨拶は、単なる形式的な行為ではなく、食事という行為を共有する仲間との一体感を生み出す力を持っています。同じ時間、同じ空間で食事を共にし、感謝の気持ちを共有することで、選手たちは自然と仲間意識を高め、チームワークが醸成されていきます。

1.2 変化に気づく観察眼

食事の時間に選手たちの雰囲気を見ることで、体調や精神状態の変化に気づくことができるという点は、

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