2月29日(木) 手書きの字
手書きの字
令和3年12月、「書道」が登録無形文化財に登録されました。その目的は、伝統的な書法による表現、これらの技を未来に向けて保存・継承するためです。
同年8月には、伝統的な書道の技を保存し、次世代へ継承することを目的として「日本書道文化協会」が書道の技を保持する団体として設立されています。
生活様式の変化等により、暮らしの中で筆で文字を書く機会は極めて少なくなりました。文字を書くこと自体も減少しており、日頃目にする文字も手書きではなく、タイピングされた文字がほとんどです。
しかし、だからこそ心のこもった手書きの文字は、書き手の思いが相手に伝わるのではないでしょうか。職場や家庭でも手書きのメモを目にして、温かな気持ちになった経験がある人もいるでしょう。
「ありがとうございます」の一言も、丁寧に書けば感謝の思いが相手に一層伝わります。字の上手さに関係なく、真心を込めた文字が、読む相手への思いを届けてくれるはずです。
今日の心がけ◆丁寧に文字を書きましょう
（出典：職場の教養 2024年2月号）
起業を目指すあなたに向けて
手書きの価値とその伝統の維持
令和3年12月に「書道」が登録無形文化財として認定されたことは、我々が生活の中で忘れがちな手書きの字の大切さを改めて思い出させてくれます。この登録は、伝統的な書法による表現の保存及び継承の重要性を象徴しています。現代社会において、デジタル化が進む中、手書きの機会が減少しているのは否めません。しかし、その稀少性が逆に手書きの文字に、温かみや個性、そして深い意味をもたらすのです。ビジネスパーソンとして、私たちの日常においても、この伝統的な表現方法を大切にすることは、相手への配慮と尊敬の表れとなります。
現代技術を活用した手書きの新たな形
私自身、日々の業務においてタイピングでの文書作成が中心ですが、手書きの価値を再認識しています。特にiPad pencilを使った手書きは、デジタルとアナログの良さを兼ね備えており、推奨したい方法の一つです。これにより、筆記用具や紙といった物理的な資源を必要とせず、一台のデバイスで無限に書き記すことが可能です。また、作成したメモやノートを即座に他のデバイスで閲覧・更新することができ、共有も容易になります。このような現代技術の活用は、伝統を大切にしつつ、その方法を革新することで、より効率的かつ効果的なコミュニケーションを実現します。
伝統と革新の融合に向けて
手書きの文字が持つ風情や、伝達する力は計り知れません。その一方で、
