12月10日(日) 様々な評価

様々な評価

自分の能力や業績を上司だけでなく、同僚や部下など、様々な立場の人から評価してもらうことを「多面評価」や「360度評価」といいます。

Nさんが働く建設会社では、この多面評価を採用しています。人事評価の時期になり、経理部に所属しているNさんも、部署の上司や同僚への評価をつけていきます。

後日、自分への評価を見てみると、上司からは「業務の効率化につながる有益な提案をしてくれた」「資料の数字の間違いが時折あるので、チェックを怠らないようにしてほしい」といった実務に関する内容が多く書かれていました。

一方で、同僚からは、「積極的にコミュニケーションを取ってくれるので仕事がやりやすい」「共有スペースの整理整頓を率先して行なってくれている」など、担当業務以外の部分での評価も書かれていました。

様々な視点からのフィードバックは、自分の仕事への姿勢を振り返る機会にもなります。自分の現状を多面的に把握し、今後の仕事につなげていきましょう。

今日の心がけ◆多面的な見方を参考にしましょう

                   (出典:職場の教養 2023年12月号)



◼️起業を目指すあなたに向けて

『様々な評価』のエピソードは、起業を目指すビジネスパーソンにとっても非常に参考になる内容です。このエピソードで紹介されている「多面評価」や「360度評価」は、ジョハリの窓の理論とも通じる部分があります。ジョハリの窓は、自己認識と他者からのフィードバックを通して、個人の認識の領域を拡大しようとするモデルです。起業家としては、自分の強みや弱み、さらには他人から見えているが自分では認識していない部分を知ることが、成長への重要な一歩となります。

また、360度評価から学べるのは、どのような立場の人からも学ぶ謙虚さです。起業する過程では、多様なステークホルダーからの意見やアドバイスを受け入れることが重要です。これは、自分自身の見解や方法だけに固執せず、様々な角度からの意見を受け止め、それを自身のビジョンや戦略に反映させることを意味します。

このエピソードから学ぶべきは、自己認識と他者からのフィードバックのバランスをとること、そして常に周囲から学び、成果を出すことへの意識を高く持つことです。これらを意識することで、ビジネスの場面での成長が期待できます。

最後に、起業を目指すビジネスパーソンの皆さんへ。常に周囲から学び、自己認識を深め、多角的な視点を持って行動しましょう。

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