11月23日(木) 一番大切な仕事

一番大切な仕事

中学校の陸上部に所属しているMさん。ある日を境にスイッチが入ったように部活動に一層力を入れ始め、学生生活を謳歌しています。

きっかけとなったのが、試合を目前にしたある日の出来事でした。オーバートレーニングで筋肉疲労を起こし、走ることができなくなってしまったのです。練習を重ねて試合に備えていたので、その落胆は大きなものがありました。

その様子を見ていたMさんの父親は、すぐにプロ野球チームのトレーナーをしている友人に、アドバイスをもらうため連絡しました。すると仕事終わりに自宅に駆けつけてくれたのです。

友人のトレーナーが自宅に到着後、開口一番「今日最後に、1番大切な仕事が残ってるなぁ」と言うと、念入りにMさんの足を施術してくれたのです。

1日中、プロ野球選手のマッサージをして疲れているはずなのに、「大切な仕事」と一言を添えて施術する姿に、Mさんも父親も感動しました。

その後、Mさんはイキイキとした姿で部活動に復帰できたのでした。

今日の心がけ◆受けた恩を感じましょう
                   (出典:職場の教養 2023年11月号)


◼️起業を目指すあなたに向けて

『一番大切な仕事』というエピソードは、起業家としての道を歩む私たちにとっても重要な教訓を含んでいます。Mさんの体験は、私たちがビジネスの世界で直面する多くの課題に似ています。彼女が部活動に専念し、障害に直面したとき、彼女の父親とその友人のトレーナーは大きな支えとなりました。このような支援は、私たちがビジネスで遭遇する困難を乗り越える際にも重要です。

このエピソードで際立っているのは、トレーナーの「1番大切な仕事」という言葉です。これは、どんなに疲れていても、大切なことには全力を尽くすという姿勢を示しています。起業家としても、この姿勢を忘れてはなりません。私たちは、日々の業務に追われがちですが、常に重要なことに集中し、最善を尽くすことが必要です。

また、このエピソードは、周囲の人々の助けがいかに重要であるかを示しています。ビジネスでは、仲間やメンター、ネットワークのサポートが成功への鍵となることが多いです。私たちは、自分自身の力だけでなく、周囲の人々との関係を大切にし、成長と成果を目指していく必要があります。

最後に、Mさんのように、困難を乗り越えて活動に復帰した姿から学ぶべきです。起業の道は容易ではありませんが、困難を乗り越えたときには、より強く、より賢くなれるのです。

起業を目指しているビジネスパーソンの皆さん、このエピソードから学んだ教訓を胸に、一歩一歩自分の道を歩んでいきましょう。そして、私たちのビジネスもまた、自分自身と周囲の人々にとって「一番大切な仕事」となるよう、精進しましょう。

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