11月11日(土) 和を重んじる

和を重んじる

同じ日本に暮らしていても、生まれた年代によって感覚や知識は異なります。

各世代の倫理観について、あるアンケートを実施した際、大学生らに「和を重んじることは大切と感じるか」という質問をしました。

すると見えてきたのが、話を重んじるの「和」を、和風の「和」と捉えてしまい、質問が正しく通じないということでした。

日本では聖徳太子の「17条憲法」に代表されるように、先人たちは互いに争わず集団の秩序を守る「和」を重んじ、他者と生活してきました。

しかし、この「和」が、本来の意味の言葉として通用しなくなっていることが、アンケートを通して浮かび上がりました。

こうした世代間ギャップは時に軋轢(あつれき)を生む可能性もありますが、まず大切なことは、違いについて知ることでしょう。世代間の違いを認識することで、コミュニケーションは円滑になります。

違いを知り、他者に歩み寄るところから「和」が生じるのです。

今日の心がけ◆互いの違いを知りましょう
                   (出典:職場の教養 2023年11月号)



◼️起業を目指すあなたに向けて

「和を重んじる」というエピソードを読んで、私は起業を目指すビジネスパーソンの皆さんに伝えたいことがあります。

起業の道は、個人の力だけではなく、周囲との協力が必要です。エピソードにあるように、世代間での意見や感覚の違いは、ビジネスの世界においても見受けられます。互いの違いを認識し、それを尊重することは、組織の中での協調性を高めるために不可欠です。

特に、新しい事業を立ち上げる際、多様な視点を持つチームメンバーとの「和」は、困難を乗り越え、大きな成果を生む力となります。異なる知識や経験を持つ人々が協力することで、新しいアイデアが生まれ、事業はさらに成長します。

また、世代間の違いを理解し、それを事業に活かすことは、幅広い顧客層にアプローチする際にも重要です。例えば、若い世代のトレンドを取り入れつつ、年配の顧客にも理解されるようなサービスや製品を開発することは、事業の成功に繋がります。

そのため、私たちはまず、周囲の人々との違いを認識し、理解する努力をするべきです。そして、その違いを尊重し、受け入れる姿勢が重要です。違いを受け入れることで、より強固なチームが形成され、事業はさらに成長するでしょう。

起業家としての道を歩む上で、他者との「和」を大切にし、互いの違いを知り、それを尊重しましょう。そうすることで、予想もしない素晴らしい成果を達成できるかもしれません。それでは、共に成長を目指し、行動を起こしましょう。

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