1月31日(水)　生活の質の高さ

生活の質の高さ

物事は見る角度によって、まったく異なった「姿」「形」に映ることがあります。数値やデータからは読み解くことの出来ない優れた面が内在することもあるでしょう。だからこそ、多角的な捉え方が求められるのではないでしょうか。

国民一人ひとりの経済活動の指標として用いられるGDP（国内総生産）は低下を続けているといわれます。しかし、経済的な指標では読み解けない様々な局面において、日本が誇る安定した生活の質を見出だすことができます。

例えば、飲食店に入ると、無料で衛生的な冷水が提供されます。公衆トイレでは、温水洗浄便座が設置されている所もあります。こうした事柄は、世界に誇るべき生活の質の高さと言えます。

言い換えれば、公共性がもたらす生活上の快適さや便利さは、相応の高い生活水準を維持している証でもあります

人を思いやるために、自社の技術やサービスにどのように何を加味することができるのかを追求したいものです。

今日の心がけ◆質の高い生活に感謝しましょう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（出典：職場の教養 2024年1月号）

◼️起業を目指すあなたに向けて

『生活の質の高さ』というエピソードを読んで、私は起業家として多くのヒントを得ました。このエピソードは、物事の見方によって、様々な価値が見出されることを示しています。特に、経済的な指標だけでなく、生活の質の高さに着目することの重要性が強調されています。

私たち起業家は、ビジネスの世界で成果を上げることに重点を置きがちですが、このエピソードは、単に経済的な成果だけでなく、人々の生活の質を向上させることも大切であると教えてくれます。たとえば、無料で提供される衛生的な冷水や、温水洗浄便座の設置などは、日本の高い生活水準を示しており、これらは単なる経済的な指標では測り知れない価値を持っています。

起業を目指すビジネスパーソンにとって、このような視点は非常に重要です。自社の技術やサービスをどのように活用して、人々の生活を豊かにし、より良い社会を作るかを考えることが求められます。それは、経済的な成長を超えた、人々の幸福に貢献する方法を見つけることを意味します。

このエピソードを読んで、改めて自分のビジネスが社会にどのような価値をもたらすかを考えるきっかけになりました。起業を目指す皆さんも、自分の事業が持つ本質的な価値を見つけ、それを社会に提供することで、より大きな成果を達成しましょう。