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🌿Well-being Letter Vol.2

2025.11.01

「ウェルビーイング」と「ハピネス」のちがい

「ウェルビーイング」という言葉が広く使われるようになりましたが、
それを「幸せ」と同じ意味だと思っている方も多いかもしれません。
確かに、どちらも“よりよく生きる”ためのキーワードですが、実はその奥にあるニュアンスは少し違います。


☘️ハピネスは「瞬間」、ウェルビーイングは「状態」

ハピネスは、嬉しいことが起きた瞬間に感じる「感情」です。たとえば、誰かに褒められたとき、美味しい食事を楽しんだとき、やり遂げた達成感に包まれたとき。心が明るく満たされるあの感覚です。

そして、ウェルビーイングはもっと長い時間軸での「状態」。その人が自分の価値観に沿って生き、心・身体・人間関係のバランスが取れている状態を指します。

例えると、ハピネスが“花火のように輝く瞬間の喜び”なら、ウェルビーイングは“静かに燃え続ける灯火”のような安定した満足感です。


💛「うれしい」だけでなく「意味がある」と感じられること

ウェルビーイングが深まると、一時的な喜び以上の「意味」や「つながり」を感じるようになります。

誰かの役に立てたとき、自分の仕事が社会とつながっていると気づいたとき、自分らしく生きられていると実感できたとき。そうした瞬間に、心の奥から“穏やかな幸福”が生まれます。それは、ハピネスのような一瞬の輝きではなく、生き方そのものを支える感覚です。


☀️「幸せを追いかける」から「整えて生きる」へ

現代社会では、「もっと幸せになりたい」「もっと達成したい」と、ハピネスを追いかけることに意識が向きがちです。けれど、ウェルビーイングは“追いかけるもの”ではなく、日々の生活や人との関係の中で育てていくもの。それは、外から手に入れるのではなく、自分の内側を整えることで、自然と滲み出てくるものです。


😌おわりに

ハピネスが「瞬間の喜び」なら、ウェルビーイングは「人生の質」。その違いを知ることで、私たちは“幸せを感じる力”をもっと豊かに育てることができます。ハピネスは私たちがウェルビーイングを実現するために非常に重要です。一方で、ハピネスを積み上げればウェルビーイングと言えるのかというと、必ずしもそうとも言えません。ウェルビーイングは奥深く、そしてより身近でもあります。

このレターを通じて、一緒にウェルビーイングを理解し、実現していきましょう。

次回はのVol.3では、「ウェルビーイングとリーダーシップ」についてお届けします。どうぞお楽しみに。