5月8日(月) 心のスイッチ

心のスイッチ

何かをしようとした時にタイミング悪く声をかけられて調子が狂ってしまうという経験は、多くの人が職場の中で経験しているでしょう。

例えば、書類を確認し始めた直後に電話が鳴ったり、出かけようとした矢先に呼び止められたりした時が、それにあたります。

電話をかけてきた人や、呼び掛けた相手の用件によっては、自分のことは脇においてでも、相手の都合を優先して対応せざるを得ないでしょう。

その際、たとえ我慢していたとしても、その思いを引きずっていると、それが表情や声色に表れてしまい、相手との関係もこじれてしまいかねません。

どうしても相手に合わなければいけない時に事をスムーズに進めるためには直ちに〈自分の都合を優先したい〉という気持ちを手放しましょう。

素早く心を切り替えた分だけ、相手の依頼に対して、行なうべき自身の行動が見えてくるはずです。

その時その場の状況に合わせた、応対を目指したいものです。

今日の心がけ◆状況に応じて気持ちを切り替えましょう

(出典:職場の教養 2023年5月号)

■経営者からの感想

心のスイッチを素早く切り替えることが、ビジネスリーダーにとって重要であり、効率的な対応と良好な人間関係の構築につながります。

職場ではタイミング悪く声をかけられることがよくあり、それが自分の仕事のペースを崩す原因となることがあります。

そして、相手の要件によっては、自分の都合を優先せずに対応しなければならない場合があります。

Googleの調査によると、従業員の生産性向上には、集中力を維持することが重要であり、そのためには状況に応じた柔軟な対応が求められる。例えば、スタートアップ企業では、特にリーダーが多様なタスクをスムーズにこなす能力が重要視されており、心のスイッチを切り替えるスキルが高いリーダーは、従業員の満足度が30%高いと報告されています。

心のスイッチを素早く切り替え、相手の要件に対応できるリーダーは、組織の生産性や従業員の満足度に大きく貢献します。

私たちも心のスイッチを切り替えることに意識を向けていきましょう。

ビジネスリーダーとして、自分と他者の時間を最大限に活用し、成果を上げるためには、このスキルは不可欠です。

今日から心のスイッチを切り替える練習を始めて、自分も周囲もより良い環境で働けるよう、積極的に行動を起こしていきましょう。

今日も上記エピソードを踏まえたお勧めの書籍をご紹介します。

1.『フロー体験入門―楽しみと創造の心理学』-ミハイ・チクセントミハイ

本書では、フロー体験が人々の幸福感や生産性に与える影響について詳しく解説されており、読者は自分の人生や仕事においてフロー状態をどのように達成できるかを学ぶことができます。また、楽しみと創造を追求する心理学的な側面から、フロー体験を最大限に活用する方法が提案されています。

具体的な実践方法として、目標設定や集中力の向上、挑戦とスキルのバランス、フィードバックの活用などが挙げられています。これらの方法を取り入れることで、ビジネスリーダーや従業員は心のスイッチを素早く切り替え、効率的な働き方や良好な人間関係を築くことが可能になります。

2.『ディープワーク』- カル・ニューポート

本書では、「ディープワーク」という集中力を高めるための働き方が提案されています。心のスイッチを切り替える能力を鍛えることで、ディープワークの状態に入りやすくなり、仕事の効率が向上します。また、ディストラクションに対処する方法や、自分の時間を最大限に活用する方法についても解説されています。

3.『7つの習慣』- スティーブン・R・コヴィー

本書では、人生と仕事における成功のための7つの習慣が紹介されています。中でも「第1の習慣:主体性を発揮する」は、心のスイッチを切り替えるスキルと密接に関連しています。この習慣を身につけることで、自分の行動や選択に対して責任を持ち、状況に応じて柔軟に対応する力が養われます。

これらの書籍は、心のスイッチを切り替えるスキルを磨くだけでなく、効率的な働き方や人間関係の構築にも役立ちます。ぜひ、これらの書籍を読んで、ビジネスリーダーとして更なる成長を目指しましょう。

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