5月18日(木) 作業興奮
作業興奮
仕事をする上でいつも明るく前向きな姿勢で業務に邁進していれば、予期せぬトラブルや問題もすぐに対処することができるでしょう。
しかし、なかなかやる気が起きず、仕事に手が付けられないこともあります。やる気はそう簡単には湧いてきません。
そんな時は実際に体を動かして見ると良いとされています。まず取り掛かってみることで脳が次第に活性化し、少しずつやる気が出てのめり込んでいくことがあります。これを「作業興奮」といいます。
例えば、あまりやる気が出ない状態でも、1日のスケジュールを確認してみたり、メールの返信をしたりするといいでしょう。
つまり、取り掛かるまでのスピードが重要な鍵を握っているといえます。できるだけ早く取り組むことで、少しずつやる気が出てきます。
日頃から気づいたこと、すぐにやるべきことに取り組む習慣をつけて脳を活性化させ、その日の業務にあたりたいものです。
今日の心がけ◆サッと取り組みましょう
(出典:職場の教養 2023年5月号)
■経営者からの感想
積極的な行動と「作業興奮」は、生産性と問題解決能力を向上させる重要な要素です。
具体例として、Googleの”20% Time Policy”を考えてみましょう。
この方針では、社員が80%の時間を本業に、残りの20%を自身が興味を持つプロジェクトに投資することが推奨されています。
この結果として、GmailやGoogle AdSenseなど、今では無くてはならない製品が生まれました。
この事例は、自分の興味を追求することで「作業興奮」を引き出し、結果として驚くべき結果を生み出すことができるという点で重要です。
この事例を考えても私たちは、「作業興奮」の状態を引き出すことができれば、仕事の生産性を向上させ、問題解決能力を高めることが可能であると言えます。
日々の業務において、一見つまらないと思えるタスクにもまずは、積極的に取り組むことで、思わぬアイデアや解決策が見つかるかもしれません。
なぜなら、そのプロセス自体があなたの脳を活性化し、新しい視点を提供してくれるからです。
よって、今すぐ行動に移し、自分自身を「作業興奮」の状態に導くことは重要です。
常に挑戦し続けて、あなたの会社の業績とあなた自身のキャリアを新たな高みへと押し上げましょう。
あなたが、この感想文のテーマである「作業興奮」や生産性向上について探求するなら、以下の書籍をおすすめします。
「Deep Work」大事なことに集中する カル・ニューポート著
この本では、深い仕事、つまり集中力を最大限に発揮して生産性を向上させる方法について説明されています。
著者は、仕事の中で「フロー」や「作業興奮」の状態に入ることが、高品質な作業を生み出す鍵であると主張しています。
「仕事を成し遂げる技術」ストレスなく生産性を発揮する方法 デビット・アレン著
生産性とタスク管理の定番です。この本では、どのようにすれば効率的にタスクを処理し、ストレスを最小限に抑え、生産性を最大限に引き出すことができるかについて具体的な方法が提案されています。
「フロー体験入門」楽しみと創造の心理学 ミハイ・チクセントミハイ著
フロー体験とは何か、どのように生活と仕事にフローを取り入れるかについて説明しています。
フロー体験とは、彼が提唱した「フロー理論」に基づき、人が深く集中し、完全に没入し、自己の能力を最大限に引き出す状態を指します。また、この状態は、人が自己の能力を最大限に引き出し、かつ楽しみながら成果を達成することができる状態を指します。
本書では、フロー体験がどのように生産性、創造性、幸福感に寄与するかについて詳しく説明しています。また、フロー体験を日常生活や職場でどのように活用するかについても触れています。これには、適切な目樌の設定、フィードバックの活用、適度な挑戦の設定などが含まれています。
この本は、生産性を向上させ、楽しみながら成果を達成する方法を学びたい人にとっても、非常に有益です。
これらの本は、それぞれが「作業興奮」の理論と共鳴する視点を基に、生産性の向上について洞察を提供します。どれも今日のあなたにとって価値ある読み物となるでしょう。