2月9日(金) 自転車に乗って
自転車に乗って
Aさんは先日、十数年ぶりに自転車に乗りました。
きっかけは6歳になる息子が自転車に乗り始めたのと、妻が息子とサイクリングしたことを楽しそうに話してくれたからでした。
ある日、Aさんは息子とサイクリングに出かけました。坂道の多い約5キロの道のりをゆっくりと進み、目的地のショッピングモールに約1時間で到着しました。
Aさんは少し息切れしていましたが、息子は疲れるどころか、父親の手を強く引っ張るなど、元気よく店内を走り回っていました。
帰りの道中では、公園のベンチに座って肉まんと今川焼きを2人で頬張り、息子と楽しい一日を過ごすことができました。
帰宅後、今日の出来事を妻に伝えると、「私たちもきっと同じような経験をしていたはず。両親には本当に感謝しなきゃいけないよね」と言われたのでした。
妻の言葉にAさんは、自身がこれまで両親から受けてきた愛情を再認識しました。後日、両親に改めて感謝の言葉を述べたのでした。
今日の心がけ◆両親の思いを知りましょう
(出典:職場の教養 2024年2月号)
◼️起業を目指すあなたに向けて
起業を目指す皆さんに向けて、『自転車に乗って』というエピソードから学ぶべき大切な教訓があります。この話は、Aさんが久しぶりに自転車に乗り、息子と共に過ごした一日の体験を通じて、親から受けた愛情と感謝の気持ちを再認識する内容です。しかし、これをビジネスの世界に置き換えて考えてみると、リーダーや上司としての行動や決断がチームメンバーや部下に与える影響の重要性を改めて理解する機会にもなります。
特に、リーダーや上司が行ってくれた細やかな配慮や助言の価値は、メンバーの立場にいる時には完全には理解できないことが多いです。しかし、自分自身がその立場になった時、彼らの行動がチームの成長や目標達成にどれほど貢献していたかを深く理解することになります。
このエピソードから学べることは、ビジネスにおいても人生においても、目の前の成果にとらわれず、人との関わりやその背後にある意味を大切にすることの重要性です。リーダーとして成功するためには、チームメンバーや部下との関係を築き、彼らの成長をサポートし、共に成果を追求することが不可欠です。
また、自分が受けた恩恵や学びを、後輩や他者に還元することで、より強いチームや組織を作り上げることができます。そのプロセスの中で、自らも成長し、新たな価値を創造していくことができるのです。
ですので、起業を目指しているビジネスパーソンの皆さんは、日々の業務に追われる中でも、人との繋がりや感謝の気持ちを忘れずに、自分自身のリーダーシップスタイルを磨き続けることが大切です。そして、自分が受けた支援や助言を次世代に伝え、共に成長していく環境を作り出すことが、私たちビジネスパーソンとしての使命ではないでしょうか。
改めて、人との繋がりを大切にし、共に成長していくことを心がけましょう。
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