2月11日(日) 日本に住むということ

日本に住むということ

日本はよく知られているように、世界でも有数の地震大国です。

国土面積は世界の0.25%でありながら、マグニチュード6以上の地震の発生回数は世界の18.5%と極めて高い割合を占めています。

また、富士山や10年ほど前に噴火した御嶽山(おんたけさん)などを含め、日本には111の活火山があり、これは世界の活火山の約1割にあたります。

日本に住む私たちは、地震への備えと共に、地震によって誘発されうる火山の噴火にも注意を向けなければなりません。

いつ起こるか分からないこのような自然災害と共に、職種によっては常に危険が伴う場で働いている人も少なくないでしょう。

慣れ親しんだ仕事に対して、人はつい〈いつものようにやればいい〉〈何事も起こらないだろう〉と考えがちです。そうした油断や楽観は禁物です。

自然や日々の生活には多くのリスクが潜んでいることを自覚して、日頃から緊張を緩めないようにしたいものです。

今日の心がけ◆自然災害に注意を払いましょう 
                  
                     (出典:職場の教養 2024年2月号)

『日本に住むということ』のエピソードを通して、日本が直面する自然の脅威について考えさせられました。地震や火山噴火など、予測不能な自然災害が私たちの生活を脅かしていることは、日本に限らず世界中で共通の課題です。さらに、人間同士が起こす戦争や紛争も、この世の不安定さをより一層際立たせています。このような状況は、ビジネスにおいても大きな教訓となります。

起業を目指すビジネスパーソンにとって、外部環境の不確実性は常に頭に入れておくべき重要な要素です。自然災害のように予測不能な出来事や、競合他社の動き、市場の変動など、様々な不確実性がビジネスに影響を及ぼす可能性があります。しかし、これらの不確実性を恐れてはいけません。それらを理解し、可能な限り準備をしておくことが、ビジネスを守り、さらには成長させるための鍵となります。

不安定な世界で生きる私たちが、どのようにして不確実性に対処するかは、日々の生活だけでなくビジネスにおいても同じです。リスクを避けるのではなく、それを管理し、学び、成果を出すための手段として活用することが重要です。起業は、ただ製品やサービスを市場に提供すること以上の意味を持ちます。それは、不確実性という常に変化する環境の中で、如何にして持続可能な成長を達成するかという挑戦でもあります。

ですから、起業を目指す皆さんにおかれましては、自然災害や社会的な紛争といった外的な脅威だけでなく、ビジネス環境の不確実性にも目を向け、それらを乗り越えるための準備を怠らないでください。不確実性を恐れるのではなく、それを自らの成長の機会として捉え、柔軟な思考と創造的な解決策で対応していく姿勢が必要です。改めて、不確実性に立ち向かい、それを乗り越える力を身につけましょう。

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