11月6日(月) オフの過ごしかた

オフの過ごし方

日本のプロ野球は11月初旬からの秋季キャンプを終えると、オフシーズンに入ります。

選手にとっては、春先の公式戦開幕から約半年の間、毎日のように試合に出場して溜まった疲れをとる期間になります。

それと同時に、自身のパフォーマンス向上のためのトレーニングを行なうなど、来シーズンに活躍するための重要な準備期間でもあります。

準備の重要性という観点では、私たちの仕事においても同じ事が言えるでしょう。勤務時間以外は、個人の自由な時間ではありますが、その過ごし方が、仕事の成果に大きな影響を及ぼすことも少なくないはずです。

仕事の効率を低下させないためにも、「お酒を飲みすぎない」「しっかりと睡眠をとる」など、万全の状態で仕事に臨むための行動が求められます。

コンディション不良で能力が発揮できないということにならないように、オフの時間の使い方にも十分な配慮をしたいものです。

今日の心がけ◆オフの時間を有意義に使いましょう

                   (出典:職場の教養 2023年11月号)

◼️起業を目指すあなたに向けて

プロ野球選手がオフシーズンに疲労を癒し、次のシーズンへの準備を行うように、ビジネスパーソンもまた、オフの時間を有意義に活用することが必要です。世界的ベストセラーであるスティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣」で述べられている第7の習慣「刃を研ぐ」はまさしくこの内容が書かれています。これは、自己の成果を生み出す能力を向上させるための自己研鑽を意味しています。

仕事に追われる毎日の中で、「刃を研ぐ」ための時間を作ることは容易ではありません。しかし、書籍にあるように、ノコギリの刃を研がないで木を切り続ける人のように、忙しさを理由に自己研鑽の時間を削ることは、結局のところ効率を下げる結果を招くことに他なりません。私たちは、オフの時間を自らの精神と肉体の回復だけでなく、新しい知識のインプット、スキルアップ、ウェルネス、マインドの向上にも時間を割く必要があります。

具体的には、勤務時間外に関連書籍を読んだり、セミナーに参加したり、健康管理に励んだりすることが挙げられます。これらは、更なる価値創造のための「刃を研ぐ」時間となり得ます。また、これらの活動は、周囲のネットワークを広げる機会にもなり得るので、一石二鳥の効果が期待できます。

読者の方の中には、オフの時間にまず何をすれば良いのか、悩む方もいるかもしれません。その際は、自分が何に興味を持っているのか、どんなスキルを伸ばしたいのかを明確にし、それに沿った活動を選ぶことをお勧めします。

起業を目指すあなたへ、オフの時間をただの休息ではなく、自己成長の機会として捉え、有意義に使うことが、自身の持続的な成長に繋がります。今日からでも、オフの時間を活用し、自らの「刃」を研ぐ習慣を身につけ、起業への道を切り開いていきましょう。


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