11月24日(金) オリジナリティー
オリジナリティー
サグラダ・ファミリア聖堂の二代目建築家であるアントニオ・ガウディは「オリジナリティー(独創性)とは、オリジン(起源)に戻ること」と述べました。
この聖堂の内部には円柱の柱から枝分かれした小柱が多数伸びて天井を支えており、これらは樹木をモデルにしているといわれています。
ガウディは幼少の頃より植物や鉱物などを観察し、多くのスケッチや模型を残しています。自然の造形から着想を得て、自身の建築に反映させていたのです。
このように独創性は、自分ひとりだけの力で生み出せるものではなく、元々あるものをさらに磨き高めていった結果として生まれます。
仕事においても、創業者、先輩、その他、先人の努力の集積があり、そこから新たな企画や商品のアイディアを得ているのではないでしょうか。
何か壁にぶつかった時、創業者の願いや、自身の入社時の思いといった原点を振り返ってみるのも良いでしょう。また、何気ない日常やすでに身近にある物事からも、壁を乗り越えるヒントが見つかるはずです。
今日の心がけ◆原点を振り返りましょう
(出典:職場の教養 2023年11月号)
◼️起業を目指すあなたに向けて
ガウディのサグラダ・ファミリア聖堂に見られる独創性は、自然界の観察から得られたものであり、それはビジネス界においても重要な教訓を提供します。独創性は、単に新しいアイディアを思いつくことだけではなく、既存の概念やアイディアを発展させ、磨き上げるプロセスの中から生まれるものです。
ビジネスを進める上で、私たちはしばしば自身の周囲の環境から多くを学びます。創業者のビジョン、先輩たちの経験、さらには日々の生活からも着想を得ることができるのです。これらの経験は、新しい企画や製品のアイディアに直接つながり、ビジネスの成長に貢献します。
時には、私たちは困難に直面することもあります。そんな時こそ、ビジネスの原点に立ち返り、初心を思い出すことが重要です。原点に立ち返ることで、障害を乗り越えるための新たな視点やヒントが得られることがあります。
最後に、起業を目指す皆さんへ。ガウディのように自然や周囲の環境からインスピレーションを受け、それを自身のビジネスに生かしましょう。日々の経験を大切にし、それらを活かすことで、自分だけの独創的なビジネスを築くことができるでしょう。そして、常に原点を振り返りながら、一歩一歩前進していきましょう。
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