1月28日(日) 第二の脳

第二の脳

Tさんはある時、腸がねじれる病を患いました。腸がねじれると、便がお腹に溜まるため、手術を受けるまでの間は腹痛や膨満感、食欲不振に苦しみました。

幸い術後は順調に快復し、Tさんは今まで当たり前だった、健康な体で食べ物を美味しく味わえる喜びをかみしめたのです。

これを機にTさんは、腸の働きについて調べました。腸は食べ物を消化・吸収するだけでなく、免疫の中心的な働きをする器官でもあり、体内の免疫細胞の約7割は腸に存在します。

また、およそ1億とされる腸の神経細胞の数は、体の臓器の中では脳に次いで二番目に多く、「第二の脳」とも言われる重要な器官です。

腸は脳と約2000本の神経線維でつながって緊密に連携しつつ、独自の指示系統を持ち、脳からの指令がなくても腸を動かすことができます。

腸だけでなく、体内では多くの器官が適切に働いて健康を保っているのだと、改めて実感したTさん。もっと体を労って生活しようと決めました。

今日の心がけ◆体の働きに感謝しましょう

                   (出典:職場の教養 2024年1月号)


◼️起業を目指すあなたに向けて

『第二の脳』というエピソードは、私たちが目指す起業の道と多くの共通点を持っていると感じました。Tさんが腸の病を経験し、健康の大切さを再認識したように、私たちビジネスパーソンも起業の過程で様々な困難に直面し、そこから多くを学びます。

まず、Tさんの経験から、健康な体がいかに日常生活に不可欠であるかを改めて理解します。これはビジネスにおいても同じで、企業が健全であることが、その企業の成長の基盤となるのです。困難を乗り越え、健康を取り戻したTさんのように、企業もまた逆境を乗り越えることで強くなることができます。

また、腸が「第二の脳」と呼ばれるほど重要な役割を果たしていることは、ビジネスにおけるチームワークの重要性を思い起こさせます。一人のリーダーだけではなく、チーム全体が協力し合い、各自が独自の役割を果たすことが、企業の成果につながるのです。

Tさんが体を大切にしようと決心したように、私たちもビジネスを運営する上で、自身の心身の健康はもちろん、チームの健康も大切にしていく必要があります。これにより、持続可能な成長を達成することができるでしょう。

最後に、起業を目指しているあなたに向けて、このエピソードから学んだことを活かし、健全なビジネスを築くために一緒に努力しましょう。

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